2019/10/30のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/10/28)(PDF)
●デイリーレポート
10月30日のドル/円相場は、米FOMCの結果発表を控えて
108円後半での小動きが続きました。
東京9時から17時までの値幅は6銭程度にとどまり、
終始膠着感が強い相場展開となりました。
注目の米FOMCでは、市場の予想通り
3会合連続の0.25%利下げを決めました。
ただし、声明で「景気拡大を維持するために適切に行動する」との
文言が削除されたことから利下げ停止を示唆するものと捉えられ
ドル買いに反応し、一時109円28銭と
8月1日以来約3カ月ぶりの高値を付けました。
その後、パウエル議長が記者会見で「利上げは検討してない」
「リスクは存続」などと言及するとドル売りが優勢となり、
108円72銭まで押し戻されました。
FOMC後に相場は上下に振れたものの結局108円80銭水準に戻ってきており、
明確な方向性は打ち出せていません。
明日には米雇用統計を引けていることもあり、
本日も108円後半での小動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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