2019/5/29のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/05/27)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間に一時109円15銭まで売られ
今月15日以来半月ぶり安値をつけた局面もありましたが、
下値では国内勢のドル買い意欲が強く、
その後は109円前半での小動きが続きました。
欧州時間に再度109円15銭の安値を付けたものの、
この水準を下回らなかったことで反発しています。
MACDを見ると、欧州時間に買い転換しており、
その後のドル上昇を示唆する形となっていました。
NY時間に入ると、米長期金利が一時2017年9月以来の低水準を付け、
NYダウも一時心理的な節目となる2万5000ドルを下回ったことで
リスクオフの円買いが優勢となりましたが、
その後に低調な7年債入札結果を受けた債券利回りの上昇を意識したドル買いで
ドルは値を戻し109円70銭の高値を付けました。
イタリアの財政悪化を巡り欧州連合(EU)とイタリアの対立が再燃するとの懸念から
ユーロが売られドルが買われたことにつられ、
対円でもドルが買われたとの指摘もあります。
昨日はドルが反発したものの、米中貿易戦争への警戒感から
世界的に株価が軟調なこともあり、本日のドルの上値も限られそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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