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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/5/17のドル円相場の考察

先週末(5/17)のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/05/13)(PDF)

●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、東京時間では仲値に向け
本邦輸入企業のドル買いが強まり、一時110円03銭まで上昇しました。

しかし、午後になると上海総合株価指数が軟調に推移したことや
米国株先物も下落したことなどを受け、109円半ばまで反落しました。
米中貿易摩擦の激化や、長期化に対する
根強い警戒感があるとの指摘もありました。

欧州時間は109円後半で方向感なく推移し、NY序盤には109円50銭まで下落したものの、
その後はミシガン大学消費者信頼感指数が2004年1月以来の水準に上昇したことを受けて
ドル買いが優勢となり、さらに米国がカナダとメキシコに課す
鉄鋼とアルミニウムの追加関税撤廃で合意したこともドルの支援材料となって、
110円19銭の高値を付けました。

NY時間朝方のドル安、午後のドル高でともにボリンジャーバンドを抜けたものの、
フォローがなくバンドウォークにはつながらず、
相場に一方向の勢いがないことが示唆されています。

109円割れを回避し、110円を回復したことで下値不安がやや後退したものの、
米中防衛摩擦長期化への件は根強く
ドルの上値追いにも勢いがありません。

今週も110円を中心とした神経質な相場が続きそうです。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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