2019/5/15のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/05/13)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間は109円半ばで
方向感のない動きが続きました。
米中貿易摩擦が懸念される中、109円前半では
本邦投資家からの買い意欲が強いことも確認され、
動きにくい状況が続きました。
欧州時間に入ると中国の4月の主要経済指標が
市場予想を下回ったことを受けてドル売りが優勢となり、
さらにNY序盤に発表された4月の米小売売上高が前月比0.2%減と
市場予想の0.2%増に反して減ったうえ、
4月の米鉱工業生産も低下し市場予想に届かなかったことから、
ドルは一時109円15銭まで下落しました。
この下落では、ボリンジャーバンドを下抜け、
はっきりしたバンドウォークが形成されていることがわかります。
その後、「トランプ米大統領は欧州製自動車への追加関税導入の判断を
最大で半年先送りする」と米主要メディアが報じたことから
貿易摩擦への警戒感が和らぎ、
ドルは買い戻しが優勢となり109円69銭まで値を戻しました。
昨日は、再び109円前半を試したものの、
下値が堅いことが確認されたことで、本日も109円台半ばを中心として
動きにくい相場が続きそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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