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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/04/08のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日の東京時間は、調整ムードは強いものの、一段の下押しには材料不足という状況で
93円台前半での持ち合いが続きました(A)

欧州時間になると、財政問題や資金流出の懸念によりギリシャの銀行株が大幅安となった事などを背景にユーロ売りが強まり、ユーロ/円の下落に連れてドル/円も値を下げる展開で、92円台に突入しました。
しかしここでは、価格の下落に対してMACDが下落しなかったことで、ダイバージェンスが観察され、ドルの反発が示唆されています(BとC)

その後、ギリシャ財務相省が第1四半期の財政赤字が40%ほど削減した事を発表した事を材料にユーロの買戻しが進み、トリシェECB総裁もこれを評価するコメントを発表したために、ギリシャ問題を発端としたリスク回避の意識が一気に後退し、ドル/円は一転して上昇する展開となり、ダイバージェンスの示唆を確認する動きとなっています(D)

【テクニカル一口解説】

1. MACD
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
MACDがシグナルを下から上に抜いた時に買い、上から下に抜いたときが売りとなり、この交差はゼロラインから離れた、 つまりより高い山での売りサイン、より深い谷での買いサインほど有効となります。

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