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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/04/07のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリックDMIを表示しています。

昨日は、朝方こそ調整のドル売りが続きましたが、93.50円割れのストップ狙いの下攻めに失敗したことで米系ファンドの買い戻しが出て、急速にドルは値を戻し94円台を回復しました(A)

しかし、94円台前半はすでに上値抵抗が出来つつあり、日銀の金融政策決定会合でも追加の緩和策が実施されなかったことを受けて、再びドル売りの展開となりました。
レジスタンスラインRに上値を抑えられる形で、ドルの下落が進んでいます。
海外時間になると、パラボリックも売り転換を示し(B)、ドル売りが加速する展開となり、93円前半まで値を下げています。

ドル安のトレンドが強まったことは、DMIのADXが再上昇してきたことでも確認ができます(C)

【テクニカル一口解説】

1. パラボリック
パラボリックは、J.W.ワイルダー氏が考案したSAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインを用いたトレンドフォロー型の指標です。
パラボリックには「放物線上の」という意味があり、 SARがチャート上に放物線を描くように見えることから「パラボリック」と呼ばれています。
描かれた放物線(SAR)と実際の価格の交差するポイントが売買転換点を示し、途転(買い方なら買いを手仕舞い、売りを入れる手法)を繰り返して行うのがパラボリックの狙いです。

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