2019/2/25のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/02/25)(PDF)
●デイリーレポート
2月25日のドル/円相場は、東京から欧州時間までは
先週と同様の110円後半で、値動きに乏しい展開が続きました。
朝方、トランプ大統領がツイッターに
「3月1日に予定されていた対中関税引き上げを延期する。
最終合意に向けた習近平国家主席との首脳会談を開催するため準備を進める」と投稿したものの、
市場は延期をある程度織り込んでおり、影響は限定的でした。
ただし、欧州時間にはMACDが買い転換しており、
その後のドル上昇の可能性を示唆していたことが確認できます。
NY時間に入ると、米中協議進展への期待感から米国株が上昇し、
リスクオンの流れとなりドル買い圧力が強まりました。
111円にはオプション絡みなどのドル売りも観測され、111円手前でもみ合っていたものの、
売りを吸収して111円台を回復するとストップを巻き込み、
111円24銭の高値を付けました。
この上昇でボリンジャーバンドの上抜けと
バンドをウォークが発生し、一気に高値を付けています。
その後は、トランプ大統領が今後の貿易協議の進展に楽観的な見方を示す一方、
最終合意に至らない可能性もあると警告したとの報も流れたため、
ドルは伸び悩み111円ちょうど近辺でNYを引けています。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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