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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/1/4のドル円相場の考察

先週末のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/12/17)(PDF)

●デイリーレポート
先週末(1月4日)のドル/円相場は、前日のドルが急落した後買い戻された流れを
引き継ぎドルの底堅い動きが続きました。

107円台では、本邦機関投資家の買いなどが持ち込まれドルを下支えし、108円台を回復しました。

欧州時間に入ると、米国の雇用統計の発表待ちで積極的な取引は手控えられ108円を
中心とした模様眺めムードが強まりました。

注目の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比31万2000人増と市場予想以上に
大幅に伸びる良好な結果となりました。これを受けドル買い優勢な動きとなりました。

また、パウエルFRB議長が、金融政策を「必要とあれば大幅に変更する用意がある」などと述べ、
世界景気を不安視する金融市場の変動を受けて、金融政策の正常化を急がない姿勢を示したことで
米国株が一時800ドルを超える大幅上昇したこともドル買い要因となり、ドル/円は108円59銭の
高値を付け、ほぼ高値圏で週を越えています。

ただし、テクニカルで見ると価格がじり高となっているにもかかわらず、RSIの上値が
抑えられており、やや上値が詰まってきているように見えます。

本日の東京時間では、ダウ平均が大幅上昇したことをうけ、日経平均株価も上昇が見込まれ、
これがドルを支える要因となるものの、米中次官級通商協議を控えており積極的に上値を追う
ムードになりにくいため動意の乏しい動きとなりそうです。

※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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