2018/12/5のドル円相場の考察
12月5日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/12/03)(PDF)
●デイリーレポート
12月5日のドル/円相場は、東京午前から一貫して底堅い動きが続きました。
仲値にかけて輸入企業のドル買いが入り、また前日米国株が大幅安になったにもかかわらず、
日経平均が下げ幅を縮小したことが好感されたと指摘されます。
MACDを見ると、前日のNY時間に買い転換しており、昨日のドル上昇を示唆する形と
なっていたことがわかります。
欧州時間に113円を回復したものの上昇力にも限りがあり、113円を挟んだ小動きが続きました。
NY時間では、米国がブッシュ元大統領の逝去に伴う「国民追悼の日」で米株式・債券市場が休場、
為替市場もやや動意薄の状態が続きました。
その後、中国が貿易摩擦に関する声明で「明確なスケジュールに沿って積極的に交渉を進める」と
米中協議の進展に意欲を示し、これに対してトランプ米大統領がツイッターで「中国からの非常に
強いシグナルだ」と歓迎したことを受けて、貿易交渉の先行き不透明感がやや和らいだとの見方が
ドルを支え、一時113円24銭の高値を付け、ほぼ高値圏でNYを引けています。
113円台を回復し、112円台では底堅さを確認したものの、明日に米雇用統計を控えていることもあり、
上値追いのムードにはなりにくい相場といえそうです。
※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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