2018/12/3のドル円相場の考察
12月3日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/12/03)(PDF)
●デイリーレポート
12月3日(月)のドル/円相場は、先週末の米中首脳会談で米国が年明けから予定していた
中国製品への追加関税を90日間猶予することで合意したことを受け、貿易摩擦激化懸念の
後退からドルが上昇する動きが先行しました。
週明け取引では、前週末終盤の水準から30銭程度気配値を切り上げた113円70銭水準で取引が
始まり、一時11月28日以来の高値となる113円87銭をつけました。
この上昇でボリンジャーバンド上抜けましたが、一過性の動きでバンド幅の拡大もなく、
バンドウォークにはつながりませんでした。
その後、今回の合意は期限を先送りした猶予期間であり、米中両者の意見の隔たりが大きく、
先行きは楽観できないとの見方が強く、一段の上値追いにはつながらず、
欧州時間には113円37銭まで下押ししました。
NY時間に入ると、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した11月の製造業景況感指数が
市場予想を上回ったことや米株式相場が大きく上昇したことなどを受けて113円71銭まで値を戻し、
ほぼ高値圏でNYを引けています。
※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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