2018/11/20のドル円相場の考察
11月20日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/11/19)(PDF)
●デイリーレポート
11月20日のドル/円相場は、東京時間朝方から株安に対する警戒感からリスクオフの
流れで円を買う動きが優勢となりました。
株価が下げ幅を縮小すると買い戻しが入る局面もありましたが、終始ドルの上値の
重いムードが続きました。
欧州時間に入ってもドルは軟調な動きが続き、一時約3週間ぶりの安値水準である
112円30銭まで下落しました。
ただし、価格は安値を更新したものの、RSIは水準を切り上げており、
ドルの底堅さを感じさせる形状となっています。
NY時間に入り、序盤には欧州時間の安値を試す動きがあったものの、10月の米住宅着
工件数が改善を示したことを受け、ドルのショートカバーが優勢となりました。
また、原油価格が下落したことを受け資源国通貨に対してドルが大幅に上昇したことも、
円に対するドル上昇につながったとの指摘もあります。
このドル・ショートカバーで112円84銭まで値を戻し、112円70銭水準でNYを引けています。
米国株が下げ止まらず昨日も500ドルを超える下げ幅で終わっています。
ただし、株式の下落がリスクオフによる円高にはつながらなくなってきていることには
留意したいところです。
本日も日本株は軟調なスタートとなりそうですが、ドル安の反応が弱い場合は、
ドルの底固めの可能性が期待されるでしょう。
※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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