2018/11/6のドル円相場の考察
11月6日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/10/29)(PDF)
●デイリーレポート
11月6日のドル/円相場は、米国の中間選挙を控えて手控えムードが強く、
113円前半での小動きが続きました。
東京時間は、日本株が堅調に推移したことでドルは底堅く動きたものの、
欧州時間に入ってからは、その反動でドルは軟化し113円10銭まで下押しました。
NY時間に入ると、9月の米JOLT求人件数が予想を下回ったものの、700万件台を
3カ月連続で維持し労働市場の強さが改めて確認されたことで、利上げ観測を受けた
米債利回りの上昇し、これに伴いドルも113円50銭の高値を付けました。
もっとも、NY時間でも中間選挙を意識して取引は手控えられており、
値動きも小幅にとどまっています。
テクニカルで見ても、ボリンジャーバンドを抜けても相場加速にはつながらず、
相場に勢いがないことが示唆されています。
米中間選挙は、民主党が下院の過半数を獲得し、上院は共和党が過半数を維持すると
いうものが市場のコンセンサスとなっていますが、共和党が上下両院の過半数を維持する
という可能性も残されており、その場合、米株高・ドル買いで反応するものと思われます。
※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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