2018/10/15のドル円相場の考察
10月15日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/10/15)(PDF)
●デイリーレポート
10月15日のドル/円相場は、日本や中国の株価が下落する中、上値の重さが意識され112円を
割り込む動きとなりました。
東京時間では111円台では押し目買い意欲も強く112円割れからはすぐに反発したものの
、欧州時間に入るとドル売り圧力がより強まり、一時111円62銭の安値まで下落しました。
ただし、テクニカルで見ると前日の安値を更新したものの、RSIは横ばいとなっており、
短期的な反発を期待させる形状となっていました。
NY時間に入っても、ドルの上値の重さは続き112円を回復することはできませんでした。
NY朝方発表の9月の米小売売上高が前月比0.1%増と市場予想の0.7%増を大幅に下回ったことも
ドル売りを誘う要因となりました。
ただし、111円台では押し目買い意欲も強く、17日発表の前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)
議事要旨を見極めたいとの雰囲気もあり、ドル・ショートを積み上げるムードにはなっていません。
日足ベースの一目均衡表を見ると、遅行スパンが売り転換する可能性が高まっており、
大きな方向性が変わるリスクには注意が必要かもしれません。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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