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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/10/12のドル円相場の考察

10月12日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/10/9)(PDF)

●デイリーレポート
先週末、10月12日のドル/円相場は、112円前半を中心とした小動きが続きました。

東京時間では、週末を控えて実需筋は様子見となるなか、日本や中国の株価が
下落幅を縮小し前営業日比でプラスに転じたことを好感して、投機筋の買い戻しが
先行し、112円50銭まで上昇しました。

しかし、欧州時間に入ると再びドル売りが優勢となり反落、NY時間では米国の
10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したことや米中首脳会談の
開催が100%確実ではないとの報道に失望したドル売りにより、111円88銭まで下落しました。
ただし、NY引けにかけてはドルのショートカバーも入り、112円台を回復しています。

東京時間の上昇とNY時間の下落では、ともにボリンジャーバンドにタッチしたものの、
上下ともに突き抜ける勢いはなく、方向感がないことが示唆されています。

今週は、先週末にムニューシン米財務長官が、日本との新しい「物品貿易協定(TAG)」
交渉において、為替介入をはじめとした競争的な通貨切り下げを防ぐ「為替条項」を
要求する考えを示したことを材料にドルの上値の重い動きが続きそうです。

ただし、111円台では本邦機関投資家のドル買い意欲が強く、大きくは動きにくい相場と
なる可能性が高いように思われます。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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