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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/6/28のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/06/25)(PDF)

●デイリーレポート
6月28日のドル/円相場は、東京時間では午前に109円67銭まで下落し、
110円を割る局面があったものの、その後は110円台前半での方向感のない取引が続きました。

欧州時間に入っても同様の動きが続き、値幅も20銭程度の同意の薄い取引となりました。

NY序盤には、第1・四半期の米国内総生産(GDP)確報値が、
個人消費が約5年ぶりの弱い伸びとなり、年率換算で前期比2.0%増と
下方改定されたことが発表されると、ドルは軟化し、一時110円06銭の安値を付けました。
しかし、その後は米中の貿易摩擦懸念を強める目立った材料も一服していたことから
ドルの買い戻しが優勢となり110円65銭まで戻し、110円半ばでNYを引けています。

昨日は総じて110円台でドルが底堅い動きになったとはいえ、
テクニカルで見るとMACDとシグナルが同水準で交錯しており、
明確な方向性が見られません。
また、先週からのドルの戻り高値も切り下がってきており、
現状では111円を超えていくイメージが湧かない相場といえます。

本日は月末で、仲値までは輸入企業のドル買いが先行し、
仲値後は輸出の売りが広がる可能性が指摘されていますが、
目先は109円から111円のレンジをどちらに抜けるのも難しいと思われ、
新たな材料を期待したいところです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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