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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/5/21のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/05/21)(PDF)

●デイリーレポート
5月21日のドル/円相場は、週明け110円後半でスタートした後、
ドルは堅調な足取りで111円台を回復する動きとなりました。
米中両政府が19日に発表した通商協議の共同声明で、
中国が米国の製品やサービスの購入を「大幅に」増やすと合意したしたこと、
またムニューシン米財務長官が米中貿易戦争をいったん「保留する」と
述べたことなどがドル上昇の背景にあると指摘されます。

欧州時間に入ってもドルの底堅い動きは続き、
一 時111円40銭をつけて、1月18日以来4カ月ぶり高値を更新しました。
この上昇で、ボリンジャーバンドを上抜け、小さなバンドウィークが形成されています。

しかし、111円半ばからは利食い売りもあり、徐々に反落する展開で、
NY時間に入ると4月米シカゴ連銀全米活動指数が予想を下回り、
米国債利回りが伸び悩んだことから、ドルは111円台前半でもみ合う展開となりました。
RSIをみると、111円40銭の高値を付けた後は、一貫して下落基調となっており、
NY時間はドル売り圧力が強かったことが示唆されています。

米10年債利回りは3%台を維持しており、米国株式も大幅高で
ドル売りの要因がない中、ドルの上昇一服の動きとなっており、
利食い圧力が強かったことが示唆されます。
大きな押し目は期待しにくいものの、短期的には時間調整の
可能性を考えておく必要があるかもしれません。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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