2018/4/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/04/16)(PDF)
●デイリーレポート
4月19日のドル/円相場は、東京朝方の日米首脳会談の記者会見で
トランプ氏から為替相場に関する不規則発言がなかった安心感から
ドルがジリジリと買い進まれ107円52銭の高値を付けました。
しかし、今後の展開には不透明感も残っており、
さらに上値を追う勢いはありませんでした。
海外時間に入っても明確な方向感はなく、
米4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の支払い価格が
7年ぶりの高水準に達したことなどには反応は薄いものでした。
NY終盤に、10年物の米国債利回りが一時ほぼ1カ月ぶりの水準である
2.91%まで上昇したことで、ドルも底堅く推移し107円40銭水準で引けています。
テクニカルで見ると、東京時間のドル上昇でボリンジャーバンドの
上抜けが見られましたが、滞空時間は短く直ぐに押し戻されています。
また、NY時間ではボリンジャーバンドにタッチしたものの跳ね返され、
現状ではボリンジャーバンドが上下の抵抗となっているように見えます。
日米首脳会談という大きなイベントを無難にこなしたことで
不安要素が一つなくなったものの、日米貿易に関する不透明感は残っており、
安易なドル買いにはつながらないものとみられています。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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