2018/4/18のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/04/16)(PDF)
●デイリーレポート
4月18日のドル/円相場は、東京午前に次期米国務長官が極秘で
北朝鮮の金正恩委員長と面会していたとの米紙報道をきっかけに、
北朝鮮リスクの緩和が意識され上昇しました。
また、大幅に上昇した日経平均がドルの下支えとなったとの指摘もあります。
この上昇でボリンジャーバンドはバンド幅の拡大を伴った
バンドウォークを形成し、一時107円39銭の高値を付けました。
しかし、日米首脳会談への警戒感が残っており
107円半ば以上への上昇にはつながらず、
その後は107円20銭水準での小動きとなりました。
欧州序盤では、MACDが売り転換しており、
ドルの上昇力に陰りがあることが示唆されています。
NY時間では、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した
米地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米の経済活動の成長継続や
物価の上昇が確認されたものの、米景気の総括判断には特に変化が
なかったことから、相場への影響はほとんどありませんでした。
日米首脳会談について、市場では、おおむね無難な結果に
終わったと受け止めており、本日もドルは底堅い動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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