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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/2/14のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/02/12)(PDF)

●デイリーレポート
2月14日のドル/円相場は、東京時間朝方は前日の大幅下げの反動もあり
ショートカバーが優勢で一時107円91銭まで値を戻しました。
しかし、108円水準からは既に上値が重く反落、日経平均のマイナス転換とともに
ドル売り・円買いが優勢となり、下値めどとみられていた昨年安値107円32銭を割り込むと、
ストップロスを巻き込みながら下落スピードが加速し、節目の107円も下回り、
午後1時過ぎにかけて106円84銭まで下落しました。

この下落で、ボリンジャーバンドを下抜けたものの、バンドウォークにはつながらず、
昨日とは違い下落に大きな力がないことが示唆されています。

欧州勢が参入してくると、ややドルの買い戻しが優勢となり107円台を回復、
その後NY時間に入ると、1月の米消費者物価指数(CPI)が前年比+2.1%、
コアCPIが同+1.8%と、いずれも市場予想を上回り、前月と同じ伸びとなったこと、
同時に発表された同月の米小売売上高が前月比0.3%減と市場予想に反し
マイナスとなったことなどを受け、米国債利回りが急上昇したことで
ドルも一段と上昇、一時107円54銭まで値を戻しました。
しかし、NY中盤以降はインフレや金利上昇が成長の脅威になるとの
懸念が浮上し、ドルは再度反落に転じ107円水準でNYを引けています。

マーケットが意識してきた下値めどを次々と下抜けてきており、
しばらくは下値を探る動きが続きそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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