2018/1/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/01/08)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京市場が休場のなか、
材料難で113円を挟んで方向感に欠ける動きが続きました。
東京朝方から欧州序盤にかけては、ドルは底堅い動きとなりましたが
高値も113円40銭水準までで、その後は上値を抑えられる展開となりました。
この上昇で、ボリンジャーバンドを上抜けましたが、
バンドウォークにはつながらず、上昇に勢いがないことが確認されました。
また、価格は前日の高値を上抜けましたが、RSIは高値更新できず、
さらにMACDを見ても買い転換がだましに終わっており、
その後のドル反落を予想させる形となっていることがわかります。
欧州午後に入ると、米国債利回りの低下に伴って、
ドルは値を下げ、NY序盤に112円88銭の安値を付けました。
この下落でもボリンジャーバンドを下抜けたものの、
バンドウォークにはつながりませんでした。
その後、米国債利回りが切り返すと、
ドルも値を戻し113円台を回復してNYを引けています。
米アトランタ連銀のボスティック総裁が講演で、緩やかな米景気の拡大を
見込むものの、「必ずしも今年に3回の利上げがあることを意味しない」と、
追加利上げに慎重な姿勢を示しましたが、市場の反応は限定的でした。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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