TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2010/03/22のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/22のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。

ユーロ/ドルは、3月17日の高値を天井に下降トレンドを形成してきました。
この下降トレンドを規定してきたレジスタンスライン(R)を昨日ブレイクする展開となっています(A)。これにより下降トレンドがいったん終了し、現在調整局面に入っていることが分かります。

フィボナッチリトレイスメントから調整のめどを見てみると、38.2%戻しの水準が1.36ドル水準にあり、ここは19日の安値を含めた抵抗と重なっています(B)
ここを上抜けても50%戻しの1.3640ドル水準には、18日の安値ポイントがあり、上値抵抗線となりそうです。

DMIを見ると、下降トレンドを形成時はADXが右上がりとなりトレンドを作っていることが分かり(D)、昨日は反転し低下している(E)ことで今の動きが次の上昇トレンド形成ではなく、下降トレンドに対する調整であることが確認されます。

【テクニカル一口解説】

1. ADX
ADXは、RSIやパラボリックを開発したワイルダーが、市場の状況を見極めるために開発した指標であるDMI(Directional Movement Index)(方向性指標)の構成要素の一つです。
ADXは、低水準であれば相場にはトレンド性が無く逆張り思考で考え、高水準であればトレンドを確認し順張り思考で考えます。
ADXが高水準であれば移動平均線やパラボリックなどの「順張りテクニカル」を参考にします。逆に、低水準であれば、RSI等の「逆張りテクニカル」を参考にします。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット

ページトップ