2017/9/21のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/09/11)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間では前日の米連邦公開市場委員会
(FOMC)の結果を受けて米国の年内利上げ期待が高まり、
ドルは112円台半ばで底堅い動きを続けました。
欧州参入時間に入り、日銀金融政策決定会合後の黒田総裁の会見で
金融緩和策を継続する意向が改めて示されたことを受け、
やや円売りが進み112円71銭まで上昇しました。
しかし、その後は米国債利回りが低下したことを受け、
ドルはじりじりと軟化し、NY時間序盤には112円14銭の安値をつけました。
ただし、NY時間後半では米国債利回りが上昇基調に転じたことで、
ドルのショートカバーが優勢となり112円半ばを回復する動きとなっています。
NY時間では、RSIが50を挟んでの推移となっており、
相場の方向感に偏りが無いことが示唆されています。
また、ボリンジャーバンドも収縮しており、
明確な方向感を感じられません。
米FOMCを通過し、市場はやや材料難となっており、
目先は米国債利回りや株式市場の動きをにらみながら
112円台で方向感の無い動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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