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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/9/20のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/09/11)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京から欧州時間にかけては、
米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な取引は
手控えられるなか、ややポジション調整的なドル売りが先行し、
111円台前半での動きとなりました。

注目のFOMCでは、市場予想通りFFレートの誘導目標は1.00~1.25%で
現状維持と保有証券の縮小を10月に開始することを決めました。
また、FOMCメンバーによる金利見通し(ドットプロット)では、
年内後1回以上の利上げ支持が12名と6月時点と変わらず、
12月で乗り上げ観測が強まる内容となりました。
FOMC後のイエレン議長の会見では、経済や市場の動向にかかわらず、
計画通りに資産圧縮を進めていきたい意向を示し、今後、金融緩和が
必要になった際には原則として利下げを優先すると発言しました。

FOMCの結果もイエレン議長の会見も市場にサプライズを
与える内容ではなかったものの、ドットプロットにて年内の
追加利上げが示唆されたことがドル買いにつながり、
ドルは急上昇し、一時112円53銭の高値をつけました。

テクニカルで見ると、一目均衡表の先行スパンの雲を
クリアーに上抜け三役好転となったことや200日移動平均を
上回ってきたことなど、ドルの強さを示していますが、
先週からの上昇は8日で5円以上の急激なものとなっており、
短期的な調整の可能性には注意が必要でしょう。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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