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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/5/24のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/05/22)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、朝方からドルがじり高となり112円を回復する動きとなりました。
ただし、東京から欧州時間では上値のドル売りも厚く112円台の滞空時間は短く、
111円台後半での動きが中心となっていました。

NY時間に入ると、この日発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録への
期待感からドル買いが強まり、一時112円13銭まで上昇しました。

この上昇でボリンジャーバンドを上抜けましたが、
一過性の動きのとどまり、バンドウォークは形成されませんでした。
また、価格は東京時間の高値を上抜いたものの、
RSIは高値更新できずにダイバージェンスを形成しており、
その後のドル下落を示唆する形となっています。

FOMCの議事要旨では、金融政策当局者が、最近の統計で示された
経済成長の減速が一時的なものであることを示す根拠が確認できるまでは
利上げは控えるべきだとの見方で一致していたことがあきらかとなり、
市場では失望感からドル売りとなり111円48銭まで下落しました。
ただし、バランスシート縮小の議論についてややタカ派的な内容であり、
金融政策の正常化に対するFRBの意欲の強さが感じられるもので、
6月利上げの可能性は非常に高いとの市場の見方に変化はありません。

112円定着に失敗したことで、ドルの上値の重さが意識されるものの、
111円割れを試す勢いもなく、本日も111円台での方向感のない取引が続きそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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