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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/3/8のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/3/6)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京朝方は114円近辺で始まったものの、
模様眺めムードが強くポジション調整のドル売りに押され
じりじりと値を下げる動きとなりました。
この動きで、緩やかな下方向へのバンドウォークが観察されます。

しかし、113円半ばを下抜けなかったことで、欧州時間に入ると
ドルの買戻しが優勢となり、114円を回復しました。
この上昇で、MACDが買い転換しており、
その後のドル上昇を示唆する形となっています。

NY時間に入ると、2月の米ADP雇用統計が民間雇用者数
29.8万人増と市場予想を大きく上回り、2014年4月以来の
大幅増を記録したことから、3月利上げが確実視され
ドルは急上昇となり、一時114円75銭の高値をつけました。
この上昇でボリンジャーバンドの上抜けと
バンドウォークが形成されたことが確認できます。

その後は、米1月卸売在庫改定値や米10-12月期非農業部門
労働生産性改定値が予想を下回ったため、ドル買いは一服し
114円前半まで押し戻されて引けています。

2月の米ADP雇用統計が堅調な結果となり、
3月FOMCの追加利上げは確実視される状況となったものの、
今年の利上げ回数期待は2回と3回が拮抗したままであり、
一段のドル上値追いには力不足といえそうです。
また、明日の米雇用統計を控え節目の115円を試すムードにはなく、
本日も114円台での様子見の動きが続きそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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