2019/11/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/10/28)(PDF)
●デイリーレポート
11月6日のドル/円相場は、109円台で始まったものの、
この水準では本邦実需筋のドル売りが上値を抑え
伸び悩みとなりました。
その後、欧州勢が参加してくると利食いのドル売りが優勢となり
109円を割り込み、109円を挟んで方向感のない動きが続きました。
NY時間に入ると、米国の7-9月期非農業部門労働生産性速報値が
予想外に2015年来のマイナスに落ち込んだほか、
米中首脳会談が12月に延期される可能性があるとの報道を受けて
リスクオフの流れとなり、一時108円82銭の安値を付けました。
この下落で、ボリンジャーバンドの下方バンドを下抜けましたが、
一過性の動きでバンドウォークにはつながらず、
相場の方向感がないことが示唆されています。
また、東京朝方に売り転換したMACDも
NY引けにかけて買い転換の兆しを示しており、
下値も限られたものとなりそうです。
本日も、新たな材料が出る可能性も低く、
109円近辺での揉み合いが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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