2016/8/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/8/8)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、じりじりとドルが値を切り上げる展開となりました。
為替市場の参加者は国内外ともに夏季休暇入りしているところが
多いとされ、取引は全般に薄く、緩やか値動きとなりました。
東京時間は102円を割れる局面もありましたが、
下値は堅くドル売りのフォローは続かない状態でした。
海外市場でも緩やかなドル高は続き、7月の米労働市場情勢指数が
+1.0と昨年12月以来のプラスとなり、前月分も上方修正し、
年内の利上げを織り込むドル買いで102円66銭まで上昇しました。
その後、株式相場が下落に転じたことに連れたリスク回避の円買いで
ドル/円は伸び悩み102円前半へ押し戻されています。
テクニカルで見ると、ボリンジャーバンドは上下のバンドともに
上向きになっており、またRSIも50以上を維持していることから
短期的にはドルの底堅さを感じる形となっています。
本日も特段の材料の無いなか、
102円台での模様眺めムードの強い動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。
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