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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/02/25のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


チャート[拡大画像はこちら]

チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDDMIを表示しています。

昨日は、典型的なボリンジャーバンドのバンドウォークの動きが見られました(A)
一昨日から続いた90円前半での小動きを受けて、バンドは縮小し、さらにそれ以上縮小できない状態での横ばいとなりました。
その後10時過ぎにバンドの急激な拡大を伴い、ローソク足がバンドを下抜けし、バンドウォークとなりました。
1時間足で、これほどきれいなバンドウォークが出現することは少ないかもしれません。

午後に入ると若干のドル買い戻しも見られましたが、戻りは鈍く、海外勢参入後に再び下値を試す展開となりました。
MACDを見ても、朝方売り転換してからは反転することなく推移しています(B)
また、ADXが右肩上がりで50を超える動きになったことからも、トレンドがしっかりと出ていたことが確認されます(C)

NY引けにかけてはポジション調整のドル買い戻しが入り、ボリンジャーバンドのミッドバンド近辺まで値を戻して引けています。

【テクニカル一口解説】

1. ボリンジャーバンドのバンドウォーク
収縮し接近したボリンジャーバンドが横ばい状況になった後にバンド幅が拡大し始め、価格がバンド2(±2σ)の外で引ける、と相場は通常バンドの拡大にとともに、バンド上を動く可能性が高く、これを「バンドウォーク」と呼びます。
これは小動きの中でエネルギーを溜めた相場が、ボラティリティの高まりを見せてバンドを突破したときにトレンドが発生するというもので、順張りのチャンスとなります。
その後バンドの拡大が収縮へと転じるところが手仕舞いのポイントとなります。

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