2016/6/17のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/6/14)(PDF)
●デイリーレポート
先週のドル/円相場は、週初からドルの上値の重い展開が続きました。
週後半には、日銀金融政策決定会合での現状維持を受けて
ドルは急落し一時103円58銭と2014年8月以来の安値をつけました。
その後、104円台は回復したものの上値の重い状況が続いています。
23日に英国のEU(欧州連合)からの離脱(BREXIT)是非を問う国民投票を控え
リスクを取りにくくなっていることが円買いに繋がり、
基本的には投票まで様子見ムードのなか円が底堅い動きを続けそうです。
一目均衡表を見ると、ドル売り・円買いの環境は続いており、
簡単には反転する兆しは見えません。
ただし、本日は朝方上方に窓を開けて104円後半でのスタートとなっています。
これは、英世論調査で欧州連合(EU)残留派の勢いに回復傾向が見られ、
ポンド/円が急伸したことが背景にあると指摘されます。
このように、英国国民投票への材料しだいでは
上下に大きく降らされて、相場が荒れる可能性があります。
英国の国民投票は日本時間24日午後に大勢が判明すると見られており、
それまでは慎重に相場を見極める必要がありそうです。
※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。
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