2016/6/7のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/6/6)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、107円台で方向感のない動きを続けました。
前日の海外市場でイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が、
講演で5月の米雇用統計は失望であり懸念されたが、
前向きな国内景気の勢いがマイナス要因を上回っており、
単月のデータを過度に重視すべきではないとし、時期は不透明ながら
連邦公開市場委員会(FOMC)が依然利上げ軌道にあるとの見方に
ドルは下支えされました。
ただし、108円台に上昇するには新たな材料が必要との指摘も多く、
上値も限られたものとなっています。
テクニカルで見ても、相場は収縮したボリンジャーバンドの中に納まっており、
相場の膠着感を示唆しています。
また、MACDを見ても、シグナルとともにゼロ近辺で交錯しており、
方向性が出ない状況になることがわかります。
本日も、107円台での小動きが続きそうですが、昨日の107円台後半からの
押し戻され方を見ると、ややドルの上値が重い展開が予想されます。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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