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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/3/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、一昨日の米連邦公開
市場委員会(FOMC)を受けた急落の反動や
日経平均株価が200円超上昇したことなどを
受けて一時112円96銭まで値を持ち直しました。
しかし、東京午後になると状況は一変し、日経
平均は上げ幅を縮小し、前営業日比でマイナ ス
圏に落ち込むとドルもじりじりと軟化していきました。

この流れで、ボリンジャーバンドを下抜けバンド
ウォークを形成しましたが、バンドの急拡大を伴うもの
ではなく大きな流れの中でのドル安と捉えられます。

海外時間に入ってもドル安の流れは続き、一時
110円67銭と約1年5カ月ぶりの安値をつけました。
しかし、この水準で日銀がレートチェックを実施
したとの噂に介入警戒感が広がったほか、予想を
上回った米1月JOLT求人指数や3月フィラデルフィア
連銀製造業景況指数を受けて、ショートカバーが
強まり、一気に112円00銭まで上昇しました。

この上昇でMACDが買い転換したことが確認できます。

その後、日銀はドル下落の背景にあった要因について
市場関係者にヒアリングしたもので、特にレートチェックは
行なっていないと伝えられ、介入警戒感が和らぎ再び
下落に転じ111円半ばまで押し戻されてNYを引けています。

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