2010/02/23のドル円相場の考察
昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャート2[拡大画像はこちら] |
チャート2は、ドル/円の日足、一目均衡表の先行スパンと遅行スパンを表示しています。 |
昨日は、朝方からドルの上値が重く、じりじりと値を下げる展開となりました。
欧州勢が参入後、さらに下押し圧力が強まりましたが、90.85円水準で下値抵抗ができ、支えられる動きが続きました(A)。
しかし、この水準をブレイクすると、ボリンジャーバンドの拡大を伴ったブレイクアウトとなり、下落に勢いがつく動きとなりました(B)。
MACDでも、この下方ブレイク以降、売り圧力が強まったことが確認されます(C)。
さらに24時に発表された米消費者信頼感指数が予想を大幅に下回ったためドルは急落する展開で、一時90円も割り込む動きとなり、90円近辺でNYの引けを迎えています。
一方日足を見ると、この下落も2月4日の安値から2月20日の高値の上昇幅の61.8%押しの水準で支えられたことが分かります(D)。
また、昨年11月27日の安値からのサポートラインEは維持されており、まだ上昇トレンドが終了したとは言えません。
先行スパンの雲の中にすっぽりと日足が入りこんでしまっていることを見ると、この雲の中、つまり89円~91円のレンジでの取引が続く可能性が高いことが示唆されています。
遅行スパンを見ても、昨日陰転していますが、現在の水準を維持できれば週後半に向けて再び陽転する形となっており、まだ明確な方向は判断できないところです。
【テクニカル一口解説】
1. フィボナッチリトレースメント
相場はトレンドが発生したときでも一直線に動くわけではなく、「戻り」の動きを繰り返しながら動いていきます。上昇相場における押し目や下降相場における一時的な戻りの目安として、フィボナッチリトレースメントが使われます。
フィボナッチリトレースメントでは、38.2%、50%、61.8%がよく使われる数値です。
提供: FXトレーディングシステムズ
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