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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/11/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、シンガポール市場が休場で短期筋の
参加が少なく、一日を通して動意に乏しい動きとなりました。
米国の利上げ観測でドルの先高感は強いものの、短期的には利益
確定の戻り売りもあり、方向性の出ない状況となっていました。
中国の10月消費者物価指数(CPI)が前年同月比1.3%上昇となり、
9月の1.6%上昇から鈍化し、予想の1.5%上昇にも届かなかったことも
ドルの重石となったと指摘されます。

海外時間に入ると、9月の米卸売在庫が前月比0.5%増と6月以来の
伸びとなり市場予想の横ばいを上回るとともに、8月の数字も0.1%増から
0.3%増に上方修正されたことで、一時123円43銭まで上昇しました。
この動きで、ボリンジャーバンドのアッパーバンドにタッチしましたが、
バンドウォークには繋がらず、相場に勢いがないことが示唆されています。

その後は、堅調な米国10年債入札結果を受けた債券利回りの
低下に伴い、ドル売りが強まり、123円05銭まで下落しています。

MACDを見ても、MACDとシグナルがほぼゼロ水準近くで
交錯しており、明確な方向性がないことがわかります。

本日は米国のベテランズデーで、為替市場と債券市場が休場と
なることもあり、123円前半を中心とした小動きが続きそうです。

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