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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/11/6のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、一貫してドルが上昇する動きとなりました。
10月のISM非製造業景況指数が予想以上に上昇したことや9月貿易赤字の縮小など
米国の経済指標が良かったことに加え、4日に開かれた下院金融委員会証言で、
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「FOMCは12月の利上げが適切となる
可能性があると考えている」と述べたことがドル上昇要因となりました。
また、週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+27.1万人の大幅増加となり、
市場予想の+18.5万人程度を上回ったこと、失業率が2008年4月以来となる5.0%に低下
したことを受けて、相場は一気に上抜けし8月下旬以来の123円台を回復しました。

テクニカルで見ても、先週央には一目均衡表で三役好転がはっきりとしだし、
週末のドル上昇により8月下旬以降長く上値抵抗であった122円水準を
クリアーに超えてきたことにより持ち合いの上抜けが確認できます。

RSIが75を超えてきており、やや過熱感が出てきていますが
大きな流れはドル上昇方向に動き出した感があります。

FRBによる12月利上げ観測が支配的になるなか、
ドル買い・円売りは継続する見通しといえそうです。
日銀による年内追加緩和への思惑もドルを下支えする要因となり、
124円台まで続伸するとの見方が強まっています。

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