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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/11/4のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間で日経平均が400円以上
値上がりしたことを受け底堅い動きとなりました。
ただし、東京時間午後には日経平均が上げ幅を縮めたため、
ドル/円も伸び悩み、121円台前半での動きとなりました。

海外時間では、米10月ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数が
予想を上振れし、9月貿易赤字も予想以上に縮小したこと、さらに、
イエレンFRB議長が下院金融委員会証言で「米経済は、インフレ率を
中期的に2%の目標に戻すのに十分なペースで成長し続けると予想して
いる」と述べ、「今後得られる情報がそのような見通しを裏付けるのなら、
12月の利上げは十分にあり得る」と表明したことを受けてドルは上昇し、
一時121円72銭の高値をつけました。

テクニカルで見ると、一目均衡表では三役好転がはっきりとした
形になってきており、一段のドル上昇が期待されます。
しかし、昨日の高値は8月28日の戻り高値と同水準であり、
まだ持合いをクリアーに上抜けたとはいえません。
8月24日の急落後の戻りから形成された持合いは上下ともに何度も
突破に失敗しており、まだ明確にドル高とは決め打ちしにくいところです。

明日の米雇用統計で市場予想通りの良い推移が発表されれば
クリアーに上抜けする可能性は高いものの、逆に予想を裏切る
結果の場合は再び持ち合いに押し込まれる可能性もあり、
雇用統計待ちというムードに変化はなさそうです。

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