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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/02/18のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャート1は、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。


チャート2は、ドル/円の日足、ボリンジャーバンド、一目均衡表の先行スパンと遅行スパンを表示しています。


昨日、東京市場では一昨日の上昇の反動から利食い売りが優勢となり、ドルはじりじりと値を下げる展開となりました。
ただし、この下落は2月16日の安値から昨日朝の高値までの上昇幅の半値戻しの水準で支えられています(A)

その後、米国の金利上昇を背景としたドル買い戻しが続きました。テクニカルではMACDの反転がドルの上昇を示唆する形となっています(B)
このドルの買い戻しで91円ミドルまで戻り、高値圏でNYが引ける動きとなっていましたが、今朝6時30分に米FRBが公定歩合を0.25%引き上げることを発表したことで、一段のドル買いとなりました。
ボリンジャーバンドでもバンドの拡大を伴い、上昇ブレイクアウトとなり92円台を示現しました(C)

日足を確認すると、昨日指摘した先行スパンの雲をクリアーに上抜けており、ボリンジャーバンドも拡大を伴った上抜けとなりました(D)
また、遅行スパンも陽転しています(E)
ダブルボトムのパターンも完成しており(F)、日足上ではドルの上昇局面に入ったことが窺われます。

【テクニカル一口解説】

1. 半値戻し
相場は一方向に動くのではなく、調整を入れながらジグザグに進んでいきます。この調整をリトレースメントと呼びます。
リトレースメントの目安にはフィボナッチ数の38.2%や61.8%が使われますが、日本では「半値戻し」として50%も一般的な戻し目処となっています。

2. ダブルボトム
ダブルボトムは、チャートパタン分析で底打ちを示唆する形です。

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