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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/02/17のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャート1は、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。


チャート2は、ドル/円の日足、ボリンジャーバンド、一目均衡表の先行スパンと遅行スパンを表示しています。


昨日、東京市場では90円前半でサポートラインAに支えられて底堅く推移しました。
その後18時過ぎに昨日の高値を超えボリンジャーバンドのアッパーバンドも抜ける上昇となっています(B)
20時を過ぎるとボリンジャーバンドが急激な拡大を見せたことで、上昇力が強くなったことが窺え、一気に90円後半までの上昇につながりました(C)
ADXの上昇(D)サポートラインEで確認できるように、ドルは強い上昇トレンドを作りながらNYの引けとなっています。

ただし、日足を見ると昨日の上昇はボリンジャーバンドの上限で止められており、バンドも拡大していないことから一段の上昇は難しいように見えます(F)
また一目均衡表でも先行スパンの雲の上限に止められていることが分かります(F)
ただし、遅行スパンが日足ローソクに絡んでおり、攻防の分岐点といえます(G)
本日の終値が91円ミドル以上となると、日足でのドル買い転換となるため一段の上昇が期待されるといえるでしょう。

【テクニカル一口解説】

1. 一目均衡表遅行スパンの陽転
遅行スパンは、終値を26日前に記入したものでローソク足との関係で大きな相場の流れを示すとされています。
遅行スパンが日足ローソクを上抜けることを陽転といい、買いシグナルとなります。
また、遅行スパンと日足ローソクが同方向に動くことが多いものの、同期が外れた場合は大きな逆行を見せる傾向があります。

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