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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/02/19のドル円相場の考察

先週一週間と週末金曜日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


チャート1[拡大画像はこちら]

チャート1は、ドル/円の1時間足、EMA、DMIを表示しています。


チャート2[拡大画像はこちら]

チャート2は、ドル/円の日足、一目均衡表、MACD、DMIを表示しています。

 
まず、チャート1を見て金曜日の動きを検証します。
金曜日は、早朝に米FRBによる公定歩合引き上げの発表があり、ドルが92円台を付ける急騰となりました。
しかし、その後は急騰後の利食いと週末を控えた調整ムードに上値は抑えられ91円後半での持ち合いとなっています。
この持合いの中3度上抜けを試したものの失敗しており、92.10-20円に抵抗ができたことが確認されます(A)
NYの引けにかけては利食い売りが優勢となり91円ミドルにまで押し戻されました。
ただし、75EMAや2月16日からのサポートラインが91円前半に控えていることから、下押しも限られたものとなりそうです(B)
+DIと-DIが再び交差し、ADXも反落していることからも調整過程にあることが確認されます。

チャート2で先週一週間の動きを確認すると、先週も指摘したドルの堅調さが継続しています。
一目均衡表先行スパンの雲を上抜け後、雲をサポートにして下値が支えられています(D)
また、MACDも買い継続を示しており(E)、DMIでもADXが反発に転じていることから上昇トレンドの形成を示唆する形になっていることが確認されます(F)
日足上では、1月8日の高値93円後半を意識する形状といえるでしょう。

【テクニカル一口解説】

1. EMA(指数平滑移動平均線)
指数平滑移動平均線は、単純移動平均線と比較して直近の値動きをより反映するよう計算された移動平均線です。
そのため、単純移動平均よりも早く方向性や角度を変化させます。
また、MACDを作成する際に利用しているのが、この指数平滑移動平均線となります。

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