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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/9/25のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、120円を中心とした方向感のない相場となりました。
米利上げ先送りを嫌気したドル売りが優勢となり、
ドルは一時119円23銭まで下げる局面もあったものの、
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が24日に行った講演で
今年後半の利上げを支持するとの発言を受け、ドルは反発に転じました。
25日発表された4-6月期米国内総生産確定値の上方修正や
NYダウの反発を受けてドルは一時121円台前半まで上昇し、
120円台半ばで週の取引を終えています。

テクニカルで見ると、下値が切り上がってきているものの、
上値は122円水準で抑えられており、明確な方向性がありません。
中興スパンは、今週からローソク足に絡んでくる動きとなり、
相場の交錯が予想されます。

先行スパンの雲は、厚みがないながらも上値にかぶってきており上値を抑える
要因と見えますが、RSIは逆に下値を切り上げてきておりドル上昇方向に見えます。

テクニカルでは、明確な方向性が見出せず、
今週末の米雇用統計を待つ動きとなりそうです。

米雇用統計に関しては、8月の非農業部門雇用者数が+17.3万人と、
雇用の持続的な回復の目安とされる20万人を下回ったことで
雇用情勢はやや悪化したと受け止められました。
しかし、ここ数カ月は連続して上方修正されており、
今年に入って平均すると20万人を上回っていることから、
8月分の数字がどの程度上方修正されるか注目されています。

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