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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/10/1のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.5%)、MACDを表示しています。

昨日のドル/円は、難航する米予算案審議をめぐってドルが圧迫される展開が続きました。
東京時間では、一時楽観的な見方が強まり上昇に弾みがつく局面もありましたが、正午にかけては米政府機関閉鎖のがい然性が高まったとの認識が広がり、下落基調が続きました。
その後、安倍首相が消費税引き上げを表明すると98円57銭まで急上昇しましたが、消費増税は織り込み済みで上昇は長続きせず、すぐに上げ幅を失う展開となりました。

海外時間でも米政府機関の一部閉鎖によって景気回復が抑制されるとの懸念からドルが幅広く売られ97円64銭まで下落しましたが、その後強めの内容だった米供給管理協会(ISM)の製造業部門景気指数を受けてやや持ち直してNYを引けています。

エンベロープを見ると、一昨日から0.5%乖離が抵抗となっており、通常よりやや値動きがある印象ですが、昨日は上値が移動平均で止められており、ドルの軟調さが伺えます。
また、徐々に振幅が小さくなってきており、明確な方向性がなくなってきていることが示唆されます。

MACDを見ても同様に、昨日はMACDとシグナルが交錯しており同場に方向感がなくなっていることが確認できます。

週末には米雇用統計を控え注目されるところですが、政府機関の閉鎖が続くようであれば発表が延期される可能性もあり、相場への影響が懸念されます。

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