2015/9/9のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、日経平均株価が前日比プラス1,300円超と
記録的な上昇をしたことを受けて堅調に推移し、
6日ぶりの高値である120円半ばまで上昇しました。
ただし、外為市場の参加者の不安心理は根強く、
株価に比べてドル/円の動きは鈍かったとの指摘もありました。
海外時間に入ってもドルの堅調な地合は続き、
中国の景気刺激策への期待からリスク選好の円売りが先行、
さらに、過去最高に達した米国の7月JOLT求人件数で、
利上げ観測を受けた債券利回り上昇に伴うドル買いも優勢となり、
121円20銭まで上昇する局面がありました。
その後は、米国株式相場が下落に転じたことを嫌気したリスク回避の
円買いが再燃し120円半ばまで押し戻されてNYを引けています。
テクニカルで見ると、欧州時間からNY時間にかけて、
ボリンジャーバンドのアッパーバンドに絡んで相場が動いてはいますが、
きれいなバンドウォークとは言えず強い勢いを感じません。
その後のドル反落で、ミッドバンドを割り込んできており、
またMACDも売り転換していることから、
ここからのドルの上値は重くなってくるものと考えられます。
本日も昨日に続き、株価が最大のテーマといえますが、
日経平均は米株安の流れを受けて安く始まりそうで、
いったんドル売り/円買いが強まる可能性が強いのかもしれません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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