TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2015/9/11のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2015/9/11のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、一貫してドルが値を戻す動きとなりました。
株式市場の動きに左右されるなか、
前週の雇用統計後の下落を取り戻す形でドルは上昇しました。
明確な方向性はないものの、米国の利上げ観測は根強く、
ドルを一段と売り込む動きにはつながっていません。

テクニカルで見ても、一目均衡表ではドル売り環境が明確となっているものの、
一段のドル安の流れにはなく、ボリンジャーバンドを見ても、
バンドの中での調整の動きが見られており、方向性が出ない状況となっています。

RSIも中立水準まで戻してきており、相場の気迷いが感じられます。

今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の注目となります。
米国が利上げに踏み切れば、世界経済に与える影響は大きく、
今回のFOMCには世界中の視線が集まっています。
9月利上げをめぐる市場の見方は未だにほぼ五分五分と分かれており、
このイベントをこなすまでは安易に手は出せないというムードが強く、
週前半は動きにくい相場が続きそうです。
米雇用情勢の改善が続いており、インフレ鈍化への懸念も高まっていないことから、
利上げ実施の環境は整った思われるものの、最大の懸念は中国経済の混乱による影響であり、
今週も中国経済の動向が意識されるでしょう。

提供: FXトレーディングシステムズ
一目均衡表ボリンジャーバンドRSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ