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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/1/27のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間では一時
500円超の上げをみせた日経平均株価の動きを
睨みながら118円台で堅調に推移しました。
もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果
発表を前に一方向には動きづらく、午後は日経平均
株価とほぼ連動する形での上下動にとどまっています。

海外時間に入ってもFOMC前のポジション調整から
ドルの買戻しが続き、またNYでは原油高や予想を
上回った米国の12月新築住宅販売件数を受けて
ドルが上昇し、一時119円台を回復しました。

MACDは欧州時間に買い転換し、NYの指標発表時には
ボリンジャーバンドを上抜けて、バンドウォークが確認できます。

その後、注目のFOMCでは予想通り政策金利を据え置き、
「経済は緩やかなペースの利上げに限り正当化させる」と
繰り返したものの、声明に「世界経済や金融市場の展開を
綿密に監視していく」との文言を加えたことで、市場では
若干ハト派的な内容と受け止められ、ドルは押し戻されて
118円台半ばでNYを引けています。

マーケットの注目は、日銀の政策決定会合に向けられており、
追加緩和期待も根強くありますが、株価の持ち直しやドルが
118円まで値を戻した現状では、緊急性は薄れているとの
指摘もあり、結果発表までは動きにくい展開が続きそうです。

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