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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/5/13のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間から欧州時間にかけては119円後半での方向感のない動きが続きました。
5月15日に米国債の利払い・償還が予定されるため、機関投資家ではドル売り・円買い意欲が
強まるとの指摘もあり、ドルの上値を抑える要因となりました。

NY時間に入ると、4月の小売売上高が発表され、全体が前月比横ばいと、
市場予想の0.2%増を下回り、変動の大きい自動車を除いたコア指数も低迷しました。
これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切る時期が後ずれするのではないか、
との見方から、円買い・ドル売りが進み、一時119円03銭まで下落しました。

この流れで、ボリンジャーバンドの下抜けと、強いバンドウォークが示現していることが確認できます(A)

もっとも、MACDを見るとNY時間の早いうちにドル急落に先駆けて売り転換しており、
MACDの先行性が示されたといえそうです(B)

その後は、米長期金利の上昇を背景にドル買い圧力も強く
119円を割り込むことなくNYを引けています。

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