2015/2/24のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、アジア時間ではイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の
議会証言を控え、総じて動意に乏しかったものの、ニュージーランドのインフレ期待が
低下したと伝わり、ニュージーランド売り・ドル買いの圧力が強まるとドル/円にも波及して、
ドルが徐々に上昇する動きとなりました。
欧州時間に入ると、ギリシャが提示した改革案をユーロ圏19か国財務相が承認したことを好感し
リスク・オンのムードが強まりドルは一段と上昇、ボリンジャーバンドの上昇ブレイクを伴って
緩やかなバンドウォークが示現しています。
NY時間に入ると、注目のイエレン米FRB議長の議会証言で「フォアードガイダンスの変更は
どの会合でも利上げが可能だ」、と発言したことが伝えられると、一時119円84銭の高値をつける場面がありました。
しかし、その後「フォワードガイダンスの変更は、FOMCが数回の会合で必ず
目標レンジを引き上げると解釈されるべきではないと強調することが重要だ」と述べたことで
議長が 利上げを急いでいないことがわかるとの解釈となり、すぐに反転し118円76銭へ急落しました。
結局、ドル/円は明確な方向性を見出すことができず、本日も現行水準を
中心とした揉み合いの相場が続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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