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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/8/22のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の週足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

先週のドル/円相場は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で「多くの参加者は
予想以上に景気が回復すれば、利上げは前倒しできるとした」との内容が示され、
早期利上げ観測が高まったこと、また22日のジャクソンホール・シンポジウムで
イエレンFRB議長が「労働市場の回復が想定よりも早ければ、利上げが前倒しになる
可能性もある」と述べたことなどを背景にドルが買い進まれ、ドル/円は一時104円19銭まで
上昇し4月初旬以来の高値となりました。
ウクライナ情勢で、26日にプーチン露大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領の
首脳会談への期待感が高まったこともリスク回避的な円買いは縮小の要因となった
との指摘もあります。

テクニカルに見ると、ドルは明確な上昇基調に入ったことが伺えます。
ドル/円は、昨年末の105円台の高値からのレジスタンスラインと101円水準の下値抵抗とに
挟まれた三角持合を続けてきましたが、先週の上昇は持合を抜けており、新たなドル上昇相場への
可能性が示唆されています。

また、ボリンジャーバンドを見ても、拡大を伴った上方ブレイクとなっており、一段とドル上昇への
期待が高まる形状といえます。

さらにMACDを見ても、年初に陰転して以来の買い転換となっており、長らく続いた
膠着持合相場からの脱却が期待されるところです。

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