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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/8/25のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ユーロ/ドルの週足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場は、前週の流れを引き継ぎドル買いムードが強く、前週末の終値から
ギャップを空けてのスタートとなりました。
通常であれば、このギャップを埋めにいく動きが見られるものですが、昨日は戻りも鈍く、
ギャップを埋めることが出来ず、相場の弱さを示唆していたといえます。

欧州時間に入ると、独IFO指数が前月の108から106.3に下がり、市場予想の107も下回り、
ウクライナ情勢がドイツ経済に悪影響を及ぼしている中で、同指数の悪化はECBの追加緩和が
早まるのではないかとの見方を助長させ、ユーロ売りとなりに一時昨年9月以来の安値となる
1.3184ドルまで下落しました。

ドラギ総裁が先週、物価が一段と下振れた場合にはECBは「利用可能なあらゆる手段」を行使する
と述べ、これまでよりもやや踏み込んだ姿勢を示したこともユーロ売りの材料となったとの
指摘もあります。

テクニカルで見ると、拡大したボリンジャーバンドが収束してきており、次の大きな動きの兆しが
見受けられます。
通常では、直近のギャップを埋める傾向が強いものの、埋めきれない場合には逆方向への
急激な動きへのリスクが高まり、一気に下方向へのバンドウォークが示現する可能性も
あるでしょう。

現状ではMACDは買い環境となっているため、これが売り転換するかどうかが注目されます。

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