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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/8/20のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した7月29-30日開催分の
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が若干タカ派寄りとの見方に早期利上げ観測が強まり
ドルが上昇する展開となりました。

議事要旨は「労働市場の状況は長期的に正常とされる水準に著しく近づいた」とし、
ここ1年間の改善が「予想以上」だったと指摘しています。
また、FOMC後に発表した声明でFRBは、労働市場に「著しい」緩みがあると指摘していましたが、
多くの参加者はこの評価について「近いうちに変えねばならないかもしれない」との認識を示しました。

ドル/円は、このNY時間での上昇により4ヵ月半ぶりの高値である103円84銭まで上昇し、
高値圏でNYを引けています。

テクニカルで見ても、ドルは大きく上抜けており、これまで続いてきたレンジ相場を上放れ、
新たなドル上昇相場に入る可能性が示唆されています。

ただし、DMIを見るとADXがまだ下向きとなっており、今週のドル上昇が強いトレンドを
伴っていないことが気になります。
今後、ADXの上昇が始まればドルの上昇相場がスタートすることとなりそうですが、
ADXの大きな反転がなければ、再び102円台のレンジ相場に引き戻されるリスクにも
留意しておく必要があるかもしれません。

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