2014/8/6のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、アジア時間は102円半ばでの方向性のない動きが続きました。
欧州時間に入ってからやや上値が重いムードが強まったものの、102円を維持しており、
大きな方向性は見えませんでした。
NY時間に入ってからも、目新しい材料はなく大きなフローが見えない取引が続きましたが、
徐々に利益確定のドル売りが優勢となり、102円を割り込むと短期のストップを
巻き込みながら下落が加速し、一時101円78銭の安値をつけました。
北大西洋条約機構(NATO)やヘーゲル米国防長官がロシアによるウクライナ侵攻の
可能性を警告したためウクライナ情勢が一段と深刻化するとの懸念が強まったとの
指摘もありますが、本質的には先週来のドルの上昇に対する利食いが薄商いの中で
大きく相場に反映してしまったものと思われます。
テクニカルで見ても、ドルはボリンジャーバンドのロアーバンドに絡んで動いているものの、
勢いのあるバンドウォークは形成できていません。
趨勢的なドル売りが続いていたことが示唆されています。
また、102円割れでのボリンジャーバンド下抜けもストップのドル売りによる一過性のもの
バンドウォーク形成にはいたっていないことがわかります。
MACDを見ても、一昨日の海外市場で売り転換して以降、一貫して売りサインを続けており、
昨日の終始ドル売りが優勢であった動きを支持するものとなっています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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