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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/8/5のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場は、一昨日からの流れを受け1.34ドル代前半での小動きで始まりました。
アジア時間では、新たな材料もなく模様眺めムードの強い相場が続きました。
ただしこの間、価格の大きな上昇が見られない中、RSIは高値を更新する動きであり、
RSIが70を越えた時点では、反落リスクが高くなっていたことがわかります(A・A’)

欧州時間に入ると、7月のユーロ圏のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が
下方改定されて、この地域の景気見通しの弱さが浮き彫りとなり、欧州中央銀行(ECB)が
追加金融緩和に踏み切るとの見方が強まったことでユーロは軟化、1.34ドルを割り込むと
ストップロスを巻き込み一時1.3359ドルと9ヶ月ぶりの安値をつけました。

この流れで、ボリンジャーバンドを下抜け、大きなバンドウォークが示現しました(B)
バンドウォークは約8時間にわたって続いており、このユーロ下落のエネルギーが
大きかったことが示唆されています。

その後はNYの引けにかけて、ロシアがウクライナ国境沿いに軍部隊を集結させたと
伝わるとドルの上昇力も一服となり、それにつられユーロ/ドルもショートカバーで
やや押し戻される展開となっています。
もっとも、ユーロの反発力は弱く、上値の重い状況が続いているといえそうです。

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